「パニック障害」という病気をご存知でしょうか?
近年多くの芸能人たちが「パニック障害」だということを公表するようになったことから、認知度が急速に広まりつつあります。
「パニック発作」や「予期不安」「広場恐怖」という三つの症状を主とする病気で、日本人の約100人に1人が発症すると言われています。
ストレス社会である現代の日本においては、とても身近な病となっており、しっかりとその原因や症状、治療法などを知っておく必要があると言えるでしょう。
この記事では、そんな一般的から見るパニック障害の原因や症状、治療、自分でできる対処法」について解説していきたいと思います。
一般的なパニック障害の原因
それでは、ます「なぜパニック障害という病気にかかってしまうのか」という「原因」を挙げていきましょう。
- 肉体的疲労
まだまだパニック障害のメカニズムや原因は完全に解明されたわけではありませんが、「生命の危機を察知することによる警告」として体が反応を起こすという説が有力となっています。
例えば長期間肉体的疲労が続いてしまうことが、パニック障害を引き起こす原因となってしまう場合もあるのです。
- 睡眠不足や睡眠の質の低下
近年では「睡眠負債」という言葉もよく知られるようになってきましたが、睡眠不足や睡眠の質の低下は体に大きな影響を及ぼすことが分かっています。
パニック障害も、この睡眠不足や睡眠の質の低下が原因で引き起こされる可能性があるのです。
- ストレス
パニック障害を引き起こす原因の多くは、ストレスが原因となっています。
社会情勢や仕事のプレッシャー、人間関係などで問題を抱えてしまうことで、大きなストレスを感じている人はとても増えてきています。
そういった大きなストレスを長期間受け続けることによってパニック障害を発症してしまうことがあるのです。
- 災害や事件の体験
パニック障害は、前述したとおり「生命の危機を察知することによる身体の反応」なので、大きな災害や事件などを体験すると発症してしまう可能性が高くなるのです。
パニック障害の症状
パニック障害は主に「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の三つの症状が現れると言われています。
それぞれの詳しい症状を挙げていきましょう。
- ・パニック発作
パニック発作は前兆なく突然その症状が現れる傾向にあります。
激しい動悸や息苦しさ、めまいなどを引き起こしてしまうのです。
軽度なパニック発作の場合もありますが、生命の危機を感じてしまうほど症状が大きくなってしまうケースもあるのです。
- ・予期不安
予期不安は、前記したパニック発作が「また起こるのではないか」と心配してしまう症状のことを言います。
パニック発作を起こす回数が多ければ多いほど予期不安も強くなる傾向にあるので、改善させるには多くの時間が必要となってしまうのです。
- ・広場恐怖
広場恐怖は、「パニック発作が起きた時に助けを得られない状況」を避けようとする心理のことを指します。
強いパニック発作が起きてしまうと自分一人では対処できないことも多々あるので、常に周りに誰かがいないと不安になってしまうのです。
これら3つの症状が強く継続的に出てしまうと、日常生活にも大きな支障をきたしうつ病に発展してしまう可能性も高くなってしまうのです。
パニック障害の一般的な治療方法
「パニック障害である」と感じた場合、まずは病院で検査を受け診断を受ける必要があります。
まずは問診を行い、その他の病気の可能性を否定するために血液検査や心電図レントゲン写真エコーなどを行っていきます。
パニック障害であると診断されると、「薬物療法」と「認知行動療法」という2種類の治療法実践していくことになります。
- 薬物療法
薬物療法では主に抗うつ薬と抗不安薬の一種であるベンゾジアゼピン系の薬剤が用いられます。
薬による効果を確認しながらその量を増減したり薬の種類を変えたりといった方法を繰り返します。
- 認知行動療法
認知行動療法は、人間の「認知機能」に働きかけて心のストレスを徐々に軽くしていく治療法のことを指します。
パニック発作が起きてしまった時のことを考え、その時の感情や考え方を少しずつバランスの良い感情や考えに変えていくのです。
心と身体は綿密に繋がっているので、認知行動療法を行いしっかりと心の状態を整理整頓をしていくことで症状の改善に繋がっていくことでしょう
これら2つの治療法を根気強く継続的に行っていくことで少しずつパニック障害の症状は軽減されていくはずです。
決して短期間で改善治療できるような病気ではないため、「長く付き合っていく病気」という認識を持つことが重要なのです。
パニック障害の自分でもできる対処法
パニック障害において、治療や改善をしていくためには医師の診断や治療を最優先する必要がありますが、普段の生活の中で「自分でできる改善方法や対処法」を行うというのも非常に効果的です。
- パニック発作が起きないような行動をする
もしもパニック発作が起きてしまいそうな状況になった時、症状を理解してくれる家族や友人病院といった場所にすぐ移動したくなりますが、新たな「パニック発作が起きる状況を作り出してしまう可能性」があるので、決して焦らないことが重要です。
「何かあった時でも大丈夫なように、周りの人が自分に気づくような場所にゆっくりと移動する」という行動や、何かあってもすぐに逃げられるように「乗り物や部屋の出口付近に移動する」、「気持ちを落ち着かせられるような場所」に移動したら、「症状が落ち着くまで無理に動かない」といったことが重要になるのです。
- 飴を舐めたりガムを噛んだりする
パニック発作が起きてしまうと、心臓の鼓動が急激に高まり不安や緊張をさらに大きくしてしまいます。
「これ以上発作が大きくなってしまったらどうしよう」というように、パニック発作に対する意識が非常に高まってしまうのです。
しかし、パニック発作に意識が集中してしまうと余計に症状が悪化してしまう可能性があるので、「意識をそらす」ことが重要です。
例えば飴を舐めたりガムを噛んだりすることで、パニック発作に対する意識をやわらげることができたりします。
常にバッグの中には飴やガムなどを常備するようにするべきです。
- 視界の中にある「何か」に意識を向ける
前述したとおり、パニック発作が起きてしまった時にその症状に意識が集中してしまうのは非常に危険だと言えます。
自分の意識をパニック発作以外の「何か」に向けることができれば、症状の悪化を防ぎ軽減させることもできるのです。
例えば、目の前を通る人の後ろ姿を目で追いかけて、その行動に集中してみたり、鳥や電車、お店で働く店員さんなど、その目に映る「何か」に意識を向けるのです。
まとめ
今回は、「一般的にみるパニック障害の原因や症状、治療、自分でできる対処法」について解説してきました。
- ・肉体的疲労
- ・睡眠不足や睡眠の質の低下
- ・ストレス
- ・災害や事件の体験
これらの原因によって、パニック障害は引き起こされます。
「パニック発作」や「予期不安」「広場恐怖」といった症状が現れてしまい、日常生活にも支障が出てしまうことも多いのです。
病院で薬物療法や認知行動療法を行っていくのはもちろん、自身でも「パニック発作が起きないような行動をする」「飴を舐めたりガムを噛んだりする」「視界の中にある何かに意識を向ける」といった意識を持つことが重要だと言えます。
ぜひパニック障害に関する理解を高め、気持ちよく暮らしていける状態を作っていきましょう。









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