自律神経が乱れてしまうと体に良くないらしい。
そんな情報を耳にしたことがある人はとても多いのではないでしょうか?
近年の健康ブームとネット社会による情報拡散の大きさによって、様々な健康に関する情報が耳に入るようになりました。
「自律神経の乱れ」は、そんな健康に関する飛び交う情報の一つであり、実際に身体に大きな影響を与える大事な神経です。
「あ、今自律神経が乱れている」
そんな風に自覚しにくいのが自律神経の難しいところですが、自律神経の乱れは確実に身体に何かしらのサインが現れるものなので、しっかりと知識を学んでおけば改善することも予防することも可能になっていくのです。
そんな「自律神経失調症とは!自分でできる改善法やケア方法」について解説していきたいと思います。
一般的な自律神経が乱れるの原因とは
それでは、まず「なぜ自律神経が乱れてしまうのか?」という「原因」について挙げていきましょう。
・精神的、肉体的な疲れ
勉強や部活、仕事などで精神的、肉体的な疲れが慢性的にあり、常に疲れを感じた状態で日々過ごしているなどが原因となり、自律神経の乱れが生じてしまうことは多々あります。
休日にしっかり寝たにもかかわらず疲れが取れない、風邪を引きやすくなる、口内炎ができやすい、目がピクピクと痙攣するなどといった「疲れのサイン」が体に出ているにもかかわらず無理を続けてしまうことで自律神経が大きく乱れてしまうのです。
・不規則な生活
現代人は非常に生活が不規則になりがちです。
仕事と家の往復で運動を全くしなかったり(もしくはしてもたまにしかしない)朝食を食べずに出かけてしまう、睡眠時間が極端に短い(もしくは睡眠の質が低い)といった生活を続けていくと、自律神経が乱れてしまいます。
特に若い人は昼夜逆転になってしまうケースが多いので、自律神経が乱れやすいと言えます。
・心身ストレス
現代はストレスを溜めやすい時代と言われています。
「勉強や進路、仕事などで悩み事が多い」「大きなショックを受けることがあった」「健康や将来について不安を感じてしまう」といった状態が続いてしまうと、大きく自律神経が乱れてしまうのです。
特に真面目過ぎるタイプの人は、ストレスを溜めやすい傾向があるので、必然的に自律神経が乱れやすくなってしまいます。
自律神経の大きく乱れると起こる症状
自律神経が乱れてしまうと、実に様々な症状が体に現れてきます。
・倦怠感
しっかりと寝ているにもかかわらず疲れが取れなかったり、起きなければいけない時間でアラームが鳴っていることはわかっているのに起き上がることができないなど、全身倦怠感に襲われる場合があります。
また、その倦怠感が長期間続いてしまいます。
・頭痛
頭が重くなってしまったり、ズキズキと痛む、頭がふらつくなどといった症状が現れることもあります。
・睡眠障害
なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も起きてしまう、日中に眠気に襲われるといった症状が現れる場合があります。
・耳や喉、口の症状
耳鳴りや喉の異物感、口が渇くといった症状も現れます。
・動悸、息切れ
ちょっとした動きで動機や息切れを起こるようになってしまいます。
・吐き気や便秘、下痢
お腹にガスが溜まりやすくなったり、便秘や下痢といった症状も現れることがあります。
・頻尿や残尿感
一日の中で人並以上にトイレに行かなければいけなくなったり、小便をした際にいつまでも残尿感が残るといった症状が現れることもあります。
・手足の痺れ
手足に力が力が入らなかったり、痺れてしまうといった症状も現れます。
・首や肩のコリ
筋肉や関節の痛み、首や肩のコリといった症状が現れることもあります。
また、自律神経が乱れることで引き起こされる具体的な疾患(自律神経失調症以外)としては、以下のようなことが挙げられます。
・神経性胃炎
主に疲れやストレスが原因となって起こる症状で、自律神経が乱れ胃酸が過剰に分泌されることで胃炎が生じ、激しい痛みが生じます。
・メニエール
自律神経の乱れによって内耳のリンパ液に異常が起こり、めまいや耳鳴り、難聴の2つの症状が「同時に」現れる場合もあります。
・過敏性腸症候群
自律神経の乱れによって腸のぜん動運動に異常をきたし、腹痛や慢性的な下痢、便秘などが起こってしまいます。
このように、自律神経の乱れは驚くほど様々な症状を引き起こしてしまうものなので、早めの治療や改善、ケア方法を実践する必要があるのです。
自律神経の乱れの一般的なケア方法
自律神経が乱れ、日常生活に支障をきたすくらい症状が悪化している場合は、早急に治療をする必要があります。
治療法としては、西洋医学では「薬物療法」と「精神療法」の2つの方法が存在します。
・薬物療法
痛みに対しては鎮痛薬を処方したり、その他の症状が出た際もその症状に適した薬を服用することで症状を緩和させていきます。
ただし、あくまでも症状を緩和することが目的となる(いわゆる対処療法)ので、自律神経の乱れを直接改善させるような効果は得ることはできません。
精神的な原因がある際は、SSRIなどの抗うつ薬が使用されることもあります。
・精神療法
まずは医師によるカウンセリングによって自律神経が乱れる原因を明確にします。
その後、可能な限り生活の環境を変えていく「認知行動療法」を行ったり、意図的に身体をリラックスさせる「自律訓練法」を実践しながら症状の改善を行っていきます。
自律神経の乱れを自分で改善、ケアする方法
自律神経の乱れは、環境を改善することで劇的に改善されることも多々ありますので、自分自身で積極的に生活習慣の見直しをすることも非常に重要です。
交感神経が優位に働く日中にしっかりと活動し、副交感神経が優位になる夜にリラックスできる状態を作るということを意識するだけでも改善、ケアができます。
また、ストレスを溜めすぎないように、ストレス解消法をしっかりと用意して、「最近ちょっとストレスたまってきたな」と感じたら早急にストレス発散をするということも重要です。
運動なども効果的です。
ウォーキングや軽い散歩や体操など
あとは気分転換になるような景色を見に行く、ショッピングに出かけるなどもいいかもしれません。
どこにも行きたくない場合は、腹式呼吸や瞑想を良いかと思います。
色々自分に合う事をやってみましょう。
ただ自律神経の乱れは、1日や2日程度で治るほど簡単なものではありません。
それゆえ、仕事をしながら改善、ケアするにはなかなか難しかったりするものです。
例えば、上司に状況を説明し症状が緩和されるまでの期間働く時間や内容を軽減してもらったり、有給休暇の使用によってまとまった休みを取るといった工夫も必要なのです。
日本人は非常にまじめな人種で、自律神経の乱れによって商用が出ているにもかかわらず頑張りすぎてしまう傾向にありますが、これは重篤な疾患を引き起こす原因にもなってしまうので良くありません。
「病院での薬物療法や精神療法」と「自分で行う生活習慣の改善」をセットとして考え、症状が重くならないうちに時間を掛けて治療、改善していかなければならないのです。
まとめ
精神的、肉体的な疲れや不規則な生活、ストレスといったことが原因となり自律神経の乱れは引き起こされますが、その症状は倦怠感や頭痛、睡眠障害、手足の痺れなど実に様々です。
また、自律神経失調症以外にも神経性胃炎やメニエール病、過敏性腸症候群などを引き起こす可能性もある為、できるだけ早期に治療や改善を行っていかなければなりません。
病院による薬物療法や精神療法、自ら行う生活習慣の見直しなどを積極的に行い、時間を掛けて自律神経の乱れを改善していく必要があるのです。
思い当たる症状があるという人は、ぜひこういったケア方法を実践してみてはいかがでしょうか?







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