「男性よりも女性の方が、肩こりに悩まされている人が多い」 これは本当のお話です。
日本の厚生労働省の調査でも、女性が体に感じる不調の第1位は「肩こり」というデータが出ているほど(ちなみに男性の1位は腰痛です)。
では、なぜ女性はこんなにも肩こりに悩まされやすいのでしょうか。その秘密である「筋肉量」と「更年期(女性ホルモン)」という2つの大きな理由を中心に解いていきましょう。
女性の悩みが「肩こり」なぜ?
男性に比べて「筋肉量」が少ない?
私たちの首や肩はボウリングの球ほどの重さ(約4〜6kg)もある頭を毎日健気に支え続けています。
- すごく頑張っている、女性の筋肉
女性は男性に比べて首や肩まわりの筋肉が細く、ボリューム自体も少なめです。
それなのに、支える頭の重さは男性とほとんど変わりません。
つまり、女性の肩の筋肉は毎日「限界超えのオーバーワーク」状態になりやすいのです。
- 血液を巡らせるパワーが足りない
筋肉には、動くことで血液を体に巡らせる「ポンプ」の役割があります。
筋肉量が少ない女性は、このポンプの力が弱いため血行が滞りがちになります。
その結果、疲労物質や痛みの原因物質が肩に溜まってカチコチになってしまいます。
女性特有の「更年期」とホルモンバランス
女性の体は、生涯を通じて女性ホルモン(エストロゲン)の波に大きく振り回されています。
これが肩こりと深く繋がっているのです。
- 自律神経の乱れ
更年期(一般的に45歳〜55歳頃)を迎えると、女性ホルモンが急激に減少します。
すると、体温や血流をコントロールしている「自律神経」のバランスが乱れてしまいます。
- 「冷え」が肩こりをスピード加速
自律神経が乱れると、血管がキュッと縮んで血行が悪くなり、頑固な冷え性に繋がります。
体が冷えると筋肉は身を守ろうとしてギューッとこわばるため、これが激しい肩こりを引き起こす原因になります。
- 若い世代も油断は禁物
更年期だけでなく、毎月の生理前や、妊娠・出産期などもホルモンバランスがガラリと変わるため、一時的に肩こりが悪化しやすくなります。
女性ならではの体形や生活の理由
筋肉量やホルモン以外にも、女性の日常には肩こりを招く要素がたくさん潜んでいます。
- なで肩の体形
女性に多いなで肩は、両腕の重み(なんと約6〜8kg)がダイレクトに肩の筋肉にぶら下がる形になるため、普通体型の人よりも負担が倍増してしまいます。
- バストの重みと下着の締め付け
バストの重みを支えるために姿勢が前かがみ(猫背)になりやすかったり、ブラジャーのストラップによる圧迫も血行不良を招く原因になります。
- 子育てや家事の負担
子どもを抱っこしたり、前かがみで料理や掃除をしたりと、女性は日常的に首や肩を酷使する姿勢をとる機会がとても多いのです。
このように、女性の肩こりは「体の仕組みやライフステージ上、がんばっている証拠」でもあります。
男性に比べてどうしてもリスクが高いからこそ、決して我慢しすぎずないで、自分の体を優しく労わってあげてください。






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