骨に問題ないのに痛い「ストレス性腰痛」とは…

検査で「骨には異常がない」と言われたのに腰の痛みが続く場合、その背景には「心身のストレス」が深く関わっているケースが少なくありません。

ストレス性腰痛とは?

ストレスが腰痛を引き起こす「仕組み」

精神的なストレスが身体の痛みに変わるのには、主に2つの理由があります。

自律神経の乱れで「筋肉が緊張状態(硬くなる)になる」

ストレスや不安を感じると、身体を緊張させる「交感神経」が過剰に働きます。

すると、全身の血管が収縮し、血液の通り道が狭くなり十分な血液が腰回りに行きにくくなり、筋肉が緊張し動き制限がかかり腰を痛めやすくなります。

脳の「痛みを感じにくくする機能」が弱まる

本来、人間の脳には「痛みを自然と和らげるブレーキ機能」が備わっています。

しかし、長期のストレスや気分の落ち込みが続くと、この脳のブレーキがうまく働かなくなります。

その結果、普段なら気にならないような小さな刺激に対しても、脳が「激しい痛み」として大げさに感じ取ってしまうようになります。

ストレス性腰痛を疑うべき「4つの特徴」

日によって腰の痛みの強さが変わる

プレッシャーや嫌な出来事があるときに悪化し、休日や趣味を楽しんでいるときは楽になる。

腰の痛む場所がコロコロ変わる

日によって右が痛かったり左が痛かったり、痛む中心が一定しない。

生活環境の変化と重なっている

転職、引っ越し、人間関係のトラブルなどがあった時期から痛みが始まっている。

腰以外にも不調が出ている

不眠、胃の不調、頭痛、頑固な肩こりなどが一緒に現れている。

自宅でできる「セルフケア」

お風呂でゆっくり温まる

ぬるめのお湯につかると、身体をリラックスさせる「副交感神経」が優位になります。硬くなった筋肉がほぐれ、血流が良くなります。

心地よい範囲で身体を動かす

「痛いから」とじっとしすぎるのは逆効果です。

痛みにばかり意識が向いて、かえってストレスが増してしまいます。

ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で動かすことで、脳から痛みを抑える物質が出やすくなります。

痛むタイミングをメモしておく

どんな状況や時間帯に痛むかを簡単に記録しておくと、痛みのパターンが見えてきます。

「骨の異常ではなく、ストレスのせいかな」と頭で納得できるだけでも、不安や痛みの増幅を抑えることができます。

骨に異常が見られない腰痛は、「心と身体が限界ですよ」というサインです。

当院では、硬くなった筋肉を優しくほぐすだけでなく、乱れてしまった自律神経のバランスを整える施術を行っています。

痛む部分だけに目を向けるのではなく、心身をしっかりと休めて自律神経ケアをすることが、軽やかな身体を取り戻す第一歩です。

栗東なかむら整体院